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犬の法律 ドイツ編

こんにちは。

スクールスタッフの秋山です。

 

以前、ブログで「犬の法律 海外編」と題し、様々な国の法律を簡単にご紹介させて頂きました。

「犬の法律 海外編」はコチラ

 

 

そこで今日は続編として『ドイツの法律』を、

保護施設及び殺処分への取り組みと絡め掘り下げて調べてみました!

(前回のブログと重複する箇所もございます)

 

photo1

 

 

以下より引用

http://goo.gl/3eItbn

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<ドイツの動物保護施設>

ドイツでは、各地の動物保護協会(民間団体)が運営する

全国500か所以上の動物保護施設「ティアハイム」(Tierheim)が、飼い主斡旋等を行っている。

 

施設の犬猫を引き取って飼い主となるには飼育環境等の審査があり、

安易な譲渡を防いでいる。

 

ドイツ動物保護連盟(Deutscher Tierschutzbund)は、

各地にある750以上の動物保護協会を束ね、

計80万人以上の会員を擁する全国組織である。

 

同連盟の収入約1060万ユーロ(2012年)のうち、

約900万ユーロが寄付・遺贈による。

 

各地の動物保護協会は、同連盟とは別にそれぞれ独自の資金調達(寄付・遺贈等)を行い、

動物保護施設を運営している。

 

<殺処分数の状況>

ドイツ動物保護連盟は、「ティアハイム」の運営指針において、

基本的に殺処分してはならないと定めている。

 

ただし、治る見込みのない病気やけがで苦しむ動物については、

動物福祉の観点からむしろ殺処分が必須であるとしており、

こうした犬猫に対する殺処分が行われているようである。

 

また、同指針は、殺処分の判断は獣医師によってなされ、

殺処分の方法は痛みのない安楽死に限るとしている。

 

<殺処分抑制に向けた取組事例>

ドイツでは、2001年に「動物保護―犬に関する命令」(以下「犬命令」とする。)が施行された。

犬命令は、動物保護の観点から、

犬の飼育者等が順守すべき飼育方法等の基準を具体的に規定しており、

違反すれば罰金となる場合がある。

 

犬命令は、ペットショップに対しても適用され、

ペットショップでの犬の販売を間接的に抑制している。

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ドイツの犬命令が規定する基準の例(抜粋) 

・屋外での十分な運動、飼育者との十分な接触(第2条)

・生後8週齢以下の子犬を母犬から引き離すことを禁止(第2条)

・商業的に繁殖する者は、犬10頭及びその子犬につき管理者1名を配置(第3条)

・屋外飼育の場合、雨風をしのげる小屋と、小屋外に日陰になる断熱された寝床を用意(第4条)

・屋内飼育の場合、自然採光と新鮮な空気を確保(第5条)

・檻飼育の場合、檻の各辺長さは、体高の2倍以上とし、かつ、2mを下回らない(第6条)

・檻の最小床面積は、体高50cm未満で6m²、50~65cmで8m²、65cm以上で10m²(第6条)

・つなぎ飼いの場合、長さ6m以上のレール上をスライドできるようにリードを取り付け、
かつ、レールに対して横方向(レールに対して90°の方向)にも5m以上動けるように設置(第7条)

・生後12か月以下の犬を繋ぎ飼いすることを禁止(第7条)

・基準の一部については、違反すると動物保護法33の規定に基づく罰金が科せられる(第12条)

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また、ドイツでは犬を保有する者に犬税(Hundesteuer)が課せられる。

犬税は、市町村税であり、ドイツのほとんどの自治体で導入されている。

 

税額は、自治体により異なっており、

2頭目以降や危険種の犬には高い税率が設定される場合がある。

犬税は目的税ではなく、税収は一般財源となる。

 

犬命令や犬税は、犬を安易に飼うことを防ぎ、

結果として殺処分の抑制につながっていると考えられる。

 

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これらの記事から、保護施設の規模、管理体制は徹底しており

運営のほとんどが寄付・遺贈で賄われていることがわかります。

 

また、「動物保護―犬に関する命令」では、

飼育する際の、収容スペースや犬小屋の素材、

風向きや日当たり、散歩や遊びのための運動時間や、

つないでいるリードの長さなど、細部にわたって取り決めがなされ

違反した場合の罰則をみても、

国としてしっかりとした管理体制が整っていることを実感しました。

 

 

2020年、東京で開催されるオリンピック。

世界中の人が集まる機会に向けて、

一歩でも二歩でも前進した日本の姿が見せられるように環境が整えられることを願います。

 

また、そのために私たちが出来ることは

沢山の「ドッグトレーナー」を輩出すること!

 

今、「ドッグトレーナー」や「犬のしつけ」にご興味をお持ちの方は、

ぜひ私たちと一緒にその一歩を踏み出して頂ければ嬉しいです!^^

 

秋山

 

 

 

 

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