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「いち早く人間と共生していたのは…」

こんにちは。スタッフの新目です。

 

本日は私の先輩が発表した論文をご紹介いたします!

 

秋田犬と柴犬を対象とした遺伝子解析により、

両犬種間にはデンプンの分解能に差があることが明らかになりました。

 

今回の研究結果は難しいので簡単にまとめますと、人間といち早く共存していた

可能性の高い犬種が柴犬だったことが明らかになった、ということです。

 

日本の古来種と考えられている秋田犬と柴犬のDNAを解析し、

アミラーゼの生成に関わる「AMY2B」という遺伝子を、

オオカミやヨーロッパ原産種と比較しました。

 

「アミラーゼ」とは、デンプンを分解する消化酵素のことです。

解析の結果、デンプンの分解能力に関し

「ヨーロッパ原産種・柴犬 >秋田犬・縄文柴 >オオカミ」という順になったといいます。

 

こうした事実から研究者は「犬種間で見られるデンプン分解能力の差は、それぞれの犬種が発祥した

土地における、稲作の導入時期の時間差を反映しているのではないか」と推測しています。

犬が持つデンプン消化能力は、犬と人間がともに進化してきたとする「共進化説」を

説明するときによく用いられる理論です。

 

この理論が正しく、また柴犬にヨーロッパ原産種の血統が全く混じっていないと仮定すると、

柴犬は他の犬種に比べ、いち早く人間から「おこぼれ」(残飯)もらっていたという可能性が

高まります。

 

写真1

 

私は実際にこの論文のために実験をしている先輩方の苦労を直に見てきたので、

論文が発表されみなさまにお伝えできることがとても嬉しいです^^

 

ドッグトレーナーとしてこういった最新の研究結果などを知っていることで

お客様からの信頼も得やすくなると思います。

 

普段目にする機会はあまりないと思いますが、

科学雑誌なども犬の研究が載っている際には読んでみても良いのではないでしょうか?

 

 

 

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